2010年11月21日日曜日

北海道・東北の旅 2010/夏 (4) 「ペンシルバニアから京都府まで」

「三航北国日誌」第 4 回です。「北国──」とあるのに近畿地方の話題が続くことを気にしてはいけません(←

お相手はいつものこの方です

さて、「いつものこの方」のオドメーターが 40000 を指しそう、という話があったのですが、はい、無事キリ番をゲットしました。
由良川沿いの国道 175 号を左折して、国道 176 号を進みます。

困ったこと二つ

で、ここで困ったことが二つほど。一つは生理現象で、これはまぁしょうがないのですが、もう一つはカーナビの「現在地」が突然ズレてしまった上に、更に面白いことには、東西南北が時計回りに 45 度ほど変位してしまうこと、です。

この現象は、実は今回が三回目で、今日は一日で二回もありました。今まで七年近く使ってきましたが、こんな現象は全く無かったので、考えられるトリガーはただひとつ、ドライブレコーダーを装着したこと、でしょう。GPS の受信ユニットに干渉した、ということだと思います。

仕方が無いので、ドラレコの場所を多少下(前)にずらすことにしました。「道の駅『シルクのまちかや』」に緊急ピットインです。

日は長いが、店じまいは粛々と

到着したのが午後 6 時くらい。売店のご婦人方が店じまいの準備をされていました。もうちょっと早く着いていたら買い物もできたかもしれなったのに、惜しいことをしました。

売店の裏側には、こんな看板?が……。
権利関係は大丈夫なのでしょうか。

街かや?

この道の駅は、「シルクのまちかや」とありますが、これはもちろん「街かや?」という意味ではありません。このあたりは、もともとは「加悦町」というところでした。「加悦」で「かや」と読みます。あること(詳細は後述)で、いちぶの方には有名な町かも知れません。

町内の案内図が掲出されていました。
現在地のあたりを拡大しますね。
道路(国道です)の向う側に「加悦 SL 広場」というところがあります。せっかくここまで来たんですし、さらに言えばまだ時間も余っていることですし、ちょっと見て行きましょう。

あ、あれは……

歩道橋を渡ると……なにやら見えてきました。
…… SL ですね(見ればわかります)。右から「C57 189」、「C58 390」そしてなにやら良くわからない小型機です。どれが貴重かと言えば、おそらく一番左の「なにやら良くわからない小型機」だと思うので、念のため拡大しておきましょう。
ググってみると、どうやらこれは「国鉄1045形蒸気機関車」というものなのだそうです。

国鉄1045形蒸気機関車
1045形は、かつて日本国有鉄道の前身である鉄道省に在籍したタンク式蒸気機関車である。
(Wikipedia 日本語版「国鉄1045形蒸気機関車」より引用)
やはりと言うべきか、随分と昔のもののようです。

概要
この機関車は1913年(大正2年)、アメリカのH・K・ポーター(H. K. Porter)が、長州鉄道向けに3両を製造した車軸配置0-6-0(C)の飽和式・2気筒単式のタンク機関車(製造番号5397 - 5399)である。
(Wikipedia 日本語版「国鉄1045形蒸気機関車」より引用)
ふむふむ。

同形の機関車は、他に3両輸入されており、長岡鉄道(後の越後交通長岡線)の3、長門鉄道の101, 102(いずれも1915年(大正4年)製)が該当する。
(Wikipedia 日本語版「国鉄1045形蒸気機関車」より引用)
ほうほう。

長門鉄道
長門鉄道101, 102(製造番号5682, 5681)は、1915年に開業用として用意された同形機である。このうちの101は、1947年(昭和22年)に東洋レーヨン滋賀工場に譲渡されて103として1964年(昭和39年)まで使用され、その後、宝塚ファミリーランドに保存されたが、閉園後は加悦SL広場で保存されている。
(Wikipedia 日本語版「国鉄1045形蒸気機関車」より引用)
へぇぇぇ。現在御年 95 歳で、ペンシルバニア州(ピッツバーグ) → 山口県 → 滋賀県 → 兵庫県 → 京都府と旅をしてきたわけなんですね。維持費の工面も大変だと思いますが、末永く保存してもらいたいものですね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


0 件のコメント:

コメントを投稿