2010年8月30日月曜日

春の道央・道北の旅 2010 (87) 「トンネルの跡とか橋梁の跡とか」

トンネルの跡

はい、というわけで、「萌える天北オロロンルート」こと国道 232 号線を南下中にトンネルの跡を見かけたので、ちょいと散歩がてら見物に来てみました。

初めての試みですが、Yahoo! 地図を貼り付けてみます。


えーと、その……この辺です(←

トンネルの名前が気になったので少し調べてみたのですが、多分「第一豊岬トンネル」と言うのだ……と思います。
「1957-10」と書いてある通り、昭和 32 年 10 月に竣工したトンネルです。
トンネルの向こうにはトンネールがふ・た・つ♪ も見えます。
築堤の上には、なぜかカラスの羽(だと思う)も落ちていました。

その次は橋梁の跡

さらに車を走らせていると、左手になにやら怪しげなものが見えてきました。
まずは車を止めて……
後ろを振り返ってみると、なるほど、鉄橋の跡があります。
ここにはかつて、通称「金駒内陸橋」(正式には「第 1 初山別陸橋」?)と呼ばれる高架橋(のようなもの)があったみたいです。国鉄羽幌線が廃止されてからも 2004 年あたり?までは撤去されずにそのままあったそうなのですが、おそらくは「国道 232 号が並行することから危険だ」という判断で撤去されてしまったようです(残念……)。

在りし日の「金駒内陸橋跡」の写真は、例えば http://ako-kz.cool.ne.jp/z/17h_1c.htm などで見ることができます。

その証拠に……というわけでも無いのですが、国道から少し離れたところでは、橋梁の跡がそのまま残っているようです。

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2010年8月29日日曜日

Bojan のホテル探訪~「稚内全日空ホテル(二回目)」編(つづき)

二度目の東京ドーム……ではなくて「稚内全日空ホテル」宿泊記?です。

トイレは?

例によって例のごとく、二日目は水回りの話題を。
バス・トイレのサイズはふつー(?)よりちょっと広めです。閉所が苦手な人でもこれなら大丈夫でしょう。

トイレの水タンクの上に、歯ブラシなどがまとめて置かれています。
トイレのレバーはプッシュタイプ。何となく高級に思えてしまうのはどうしてでしょう。
安いホテルでは、なぜかこのタイプを見かけないんですよねー。

バスは?

バスはご覧の通り。
これならじゅーぶん足を伸ばせますね。

シャンプー・リンス・ボディシャンプーは独立したボトルタイプ。ちなみに POLA のものだそうです。
ホテルのシャンプーで、POLA とか SHISEIDO のものとかって、おそろしく脂が落ちる気がするのですが……いかがでしょうか? 社名を背負ってるだけあって気合いが入っているというか……。

Born in the U.S.A.

シャワーの水栓は、ご覧の独特なタイプです。
「MOENTROL」と書いてあったので、ちょいと調べてみたのですが、どうやら MOEN というアメリカのメーカーの製品のようです。日本ではあまりメジャーでないタイプの水栓ですが、確かにあっち(どっち?)のホテルには良くあったような気がします。

参考までに使い方を記しておきますと、左右に回しても水が出るわけではなく、水温が変わります。手前に引っ張ると指定した温度のお湯が出てくる、という仕組みです。これ、日本人はなかなか直感で操作できないようです。やっぱり回すと水が出てくる、という観念が強いからでしょうか。

稚内名物「たこしゃぶ」

ちなみに、この日は夕食込みのプランでした。
稚内は「たこしゃぶ」が有名なのだそうで……。冷凍タコを薄切りにしたものを「しゃぶ」する、という至極単純なものなのですが、これが意外と美味でして。その「たこしゃぶ」を夕食でいただいたのでした。場所も料理も良かったのですが、隣席の老婦人お二方の放談が煩かったのが大変残念でした。いや、本当に……。

バイキングはヤムワッカナイ

今回も朝食はバイキングで。なんでもバイキングで済ませようとする昨今の風潮?には微妙に批判的だったりもするのですが、稚内全日空のバイキングは悪くない(むしろ良い)です。二年前にも書いているのですが、まず水が冷たくて美味しくて……。

「稚内」は、そもそもアイヌ語の「ヤムワッカナイ」が語源で、yam-wakka-nay は「冷たい・水・川」と言った意味の筈。水が冷たいのは「稚内」ならでは、ということになります。

それに、建物のデザインも良い、ということかと思います。南北に長い空間なのですが、出入り口は南側の一ヶ所のみで、つねにボーイさんの目が行き届いています。窓は東側で、港に停泊している船も見えた……筈です。天井も高く、圧迫感は皆無です。広すぎず狭すぎず、閉じられた空間が広がっているわけですが、そこもポイントが高いところでしょうか。

もちろん料理の質も合格点です。スクランブルエッグ with ベーコンとサラダをがっつりと頂いてきました。もちろん食後にコーヒーも頂きましたし、お口直しに冷たい水も……。ここで何かヘンだなとお思いの貴方、とてもいい勘をお持ちですね!

Rating

というわけで Rating です。やたらと褒めているのでさぞかし高評価なんだろうと思わせながら、意外と現実的に「★★★★・」(四つ星)で。また泊まりたいかと聞かれたら、「もちろん喜んで!」と答えます。

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2010年8月28日土曜日

Bojan のホテル探訪~「稚内全日空ホテル(二回目)」編

今日も懲りずにホテルを探訪しまくりです(すいません)。しかも今回は、二年前にも訪れたことのある「稚内全日空ホテル」について……です。

目を惹く造形、その中は

独特の造形が目を惹きます。
場所は「北防波堤ドーム」のすぐ南側、港のすぐそばです。

こちらのホテルは、上から見るとラグビーボールのような形をしています。そのおかげで
廊下もカーブしていたりします。

アップグレードっ

案内された部屋はこちら。
「スタンダードシングル」で予約していたのですが、ツインにアップグレードしてもらえました。ラッキー♪
広々としていて良い感じです。写真が下手くそなのが惜しまれますね。デスクはこちら。
それほど広くは無いですが、まぁ、こんなものでしょう。

冷蔵庫は空っぽなので……

冷蔵庫は……
空っぽです。持ち込みが前提ですね。ちなみに 1 階に売店があるので、そこでいろいろと仕入れることもできます。

アスペルジュ・シンドローム

その 1 階の売店で仕入れたのがこちら。
一瞬「アスペルガー」(Asperger)……に見えますが、"r" は無くて「アスペルジュ」という飲み物です。

ちなみにドイツでは、「白アスパラガス」のことは "Spargel" と言うそうです。Hans Asperger も Spargel を食したのでしょうか。

ちなみにこの「アスペルジュ」、どんなものかと言いますと……
「北海道産ホワイトアスパラガスのエキスにりんご果汁を加え飲み易く仕上げました。」とありまして、たしかにりんごジュースのような味わいです。しかぁし、まぎれもなくアスパラガスの味もする、不思議な味覚の飲み物だったりします。100 % りんごジュースを飲みながら、茹でたホワイトアスパラガスを食べてるような味覚……と言えば当たらずとも遠からず、でしょう。

「次にチャンスがあればまた飲みたい?」と聞かれたら……。うーん……(←←

オーシャンビューでした

ちなみに、今回の部屋は確か 8 階あたりだったと思うのですが、ご覧の通りのオーシャンビューです。
北防波堤ドームと、横付けされたフェリーが見えます。
このフェリーは「ハートランドフェリー」のもので、利尻や礼文に行く船でしょう、きっと。

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2010年8月27日金曜日

Bojan のホテル探訪~「コンフォートホテル帯広」編(つづき)

まるで在庫処分のような勢いで(←)ホテルを探訪し続けていますが、「コンフォートホテル帯広」編の続き、行きます。

ホテル自体は開業して数年といった感じなので、部屋の中はどれもピッカピカ、です。
ビジネスホテルに良くあるタイプのバス・トイレです。お世辞にも「広い」「ゆとりがある」とは言えませんが、殺人的なまでに狭い、というわけでもないです。

湯船を見てみると……
うん、ちょっと足を伸ばすのは厳しそうなサイズですね。まぁ、この値段だから仕方が無いのですが。

サーモスタット型水栓普及委員会

サーモスタット型水栓普及委員会の名誉顧問を務めるわたくしとしては、毎回気になるところなのですが……
洗面とバス・シャワーで水栓が共有という、めちゃくちゃ合理的な作りになっていました。そう、全てにおいて合理的で無駄を省いている、というのがとても良くわかります。見方を変えれば「ゆとり」や「遊び心」が入り込む余地が無い、とも言えそうです。

歯ブラシなどの備品は、二人分用意されているものが多く、ポイント高いです。

一日の計は朝食に……(もういい

朝食は、この手のホテルでは良くあるのですが、「無料」で提供されています。パンやサラダなどが食べ放題というスタイルなのですが、繁忙期ともなれば、当然のごとく場は殺気立ってきます。とても「朝食を落ち着いて愉しむ」といった雰囲気にはならないですね……ということで、朝食会場にすら立ち寄らずにチェックアウトしたのでした。

ちなみに、外観はこちら……
ではなく(これは「ホテル日航ノースランド帯広」です)、90 度右を向いた先のこちら
です。

Rating

前述の通り、「ホテル日航ノースランド帯広」には以前にも宿泊したので、今回は違うところを、と思って選んだのですが……。値段相応と言いますか、値段分の価値は十分にあるホテル、です。

北海道の場合、驚くことに、すごく安い割には値段以上のものを提供してくれるホテルもあるのですが(特に釧路市内のホテル。怖いくらい安いです……)、こちらの「コンフォートホテル帯広」には、そこまでの意外性は無い……です。要するに、ワンランク上の空間を求めるなら「ホテル日航ノースランド帯広」へどうぞ、ということですね。

でも、部屋の居住性や機能性はとても良いものがあるので、星の数は「★★★・・」(三つ星)で。値段以上の「価値」はあるホテルです。

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2010年8月26日木曜日

Bojan のホテル探訪~「コンフォートホテル帯広」編

そういえば……「コンフォートホテル帯広」の駐車場も、車の出入りが自由だったのでした。ただ、私が宿泊した日はゴールデンウィークまっただ中で駐車場は満車だったので、「ホテル日航ノースランド帯広」も使っている駅前の有料駐車場を案内されたのでした。それで忘れていた、というわけですね。

こちらの「コンフォートホテル」は、日本では 43 店舗、全世界では 17 万室以上展開しているのだとか……。へぇぇぇぇ……。なるほど、コンセプトは「快適性と機能性を重視した宿泊特化型のホテル」ですか(Wikipedia による)。なるほど、わかる気もします。室内も結構綺麗なのに安いんですよね。
この部屋は「ダブルエコノミー」というグレード……なのだそうですが、確かにベッドもダブルサイズで、文句ない広さです。
専有面積は決して広くないですが、もちろん狭いわけもなく、これで十分ですね。

機能美を追求?

デスクの広さも、これだけあれば十分でしょう。
冷蔵庫はご覧の通り。
「宿泊特化型」と銘打つくらいですから、冷蔵庫は当然持ち込み前提ということですね。ですから、「使用したい人だけ使用すれば良い」というスタイルです。
電力消費を抑えることもできますし、動作音もしなくなるので、一石二鳥と言ったところでしょうか。最近は冷蔵庫への通電スイッチをつけているホテルが増えましたね。ヴィラフォンテーヌとかもこんな感じだったような……。

エアコンは、室内機が丸見えになっています。
これも、比較的安価なホテルに良く見られる構造ですね。

こいつはいい!

ちょっとポイントが高かったのがこちら。
寝転がりながら読書したい人のための電気スタンドです。確か LED タイプだったと思うのですが、サイズもコンパクトで、しかしそれなりの光量も確保していて、なかなかナイス(死語)でした。

アラームと電気のスイッチも、このようにシンプルかつ無駄のないデザインです。

合成地名、折衷地名

ベッドの上には何枚かの写真が飾られていました。
こちらは、在りし日の「幸福駅」の写真でしょうか。ちなみに「幸福」はアイヌ語と日本語の折衷地名だったりします。なんでそんなことになったのかは……ど忘れしましたので、また後ほど(←

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2010年8月25日水曜日

Bojan のホテル探訪~「ホテル日航千歳」編(つづき)

えーと、「ホテル日航千歳」編のつづき、です。というわけで水回りから。
ごくごく一般的な作りのバス・トイレですね。コメントに困ります(←

シャンプー・コンディショナー・ボディソープはそれぞれボトルタイプ。
やっぱ使い切りタイプよりボトルタイプのほうが、自由に使えて嬉しいですねぇ。

バスのサイズは……
平均的サイズの日本人だったら、狭さは感じない筈です。

水栓は……
残念ながらサーモスタットタイプではなく、湯と水の加減を自分で調節しないといけません。このタイプだと、一度「湯水比」を決めてしまうと下手に水量を変えられないので、結果として湯水が無駄に消費されるような気がするのですが……(偏見?)。

思えば遠くにみ○もんた(←

テレビ局の一覧を見ると「ああ、北海道へ来たんだなぁ」と感慨ひとしおだったりします。
少し驚いたのが外の風景でして……。
これ、翌朝に撮影したのですが、そういえばこの部屋は 2 階だったかな、と。まぁ、高層階の眺めを楽しむコンセプトのホテルではないとは言え、少々申し訳ない気持ちになってしまったり……。

一年の計(?)は朝食にあり

翌朝はホテルで朝食をとりました。改めて……いや、今更ながらに思うんですが、ホテルの真価は朝食にあり!という気がしてきました。料理(食材)の質もさることながら、雰囲気だったり居心地だったり客層だったり、朝食の場に身を置くと、見たくないものまで見えてくる……そんな感じがします。

千歳では、うっかりしていてカメラを持ち込むのを忘れたのですが、前述のポイントはいずれも高得点でした。バイキングだったのですが、料理の質ももちろん合格点で、時間もゆっくり流れていました。やっぱ朝はこうじゃなくてはいけません(← エラそうに

Rating

この「ホテル日航千歳」、千歳市内のホテルの中では割と高級なほうだと思うのですが、いや実際に高級なのでしょうが、ありがたいことにさほど圧迫感はありません。「ホテル日航」の良いところがうまく引き出されているような気がします(← エラそうに)。Rating は「★★★★・」(四つ星)でどーですかお客さん!?

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2010年8月24日火曜日

Bojan のホテル探訪~「ホテル日航千歳」編

すっかり、こんな書庫があったことも忘れられつつありますが……(←

今年の 5 月に宿泊した、「ホテル日航千歳」について書いてみます。
随分とやる気のない写真で申し訳ありません(←

なんで千歳?

飛行機を使ったわけでもないのに「なんで千歳?」という所から記しておかないといけないのですが、理由は割と簡単でして、敦賀からのフェリーの着地が「苫小牧東港」だったのですね。最寄り駅だと JR 日高本線の「浜厚真駅」になります。自動車だと日高道の「厚真 IC」が一番近かったりします。

で、翌日の目的地も「二風谷」だったり「襟裳岬」だったりするので、以前は札幌まで移動して宿泊していたのですが、「何も札幌まで行く必要は無いよな」ということに気がついて、千歳でホテルを探した、というだけの話です。もちろん苫小牧でも良かったのですが、苫小牧よりは千歳のほうがホテルの選択肢があるだろうという、これまた割と簡単な理由で、という話になります。

結果的には「千歳」という選択肢は大正解でして(自画自賛)、実際、千歳からは北海道のどの方面にもさほど遠回りせずに向かうことができます。自動車での北海道観光を考えられる場合は、ベースキャンプにされてみてはいかがでしょうか。平取も近いですし。:)

ジャン・ルイ・リッチ(←

さて、ホテル日航千歳の話題でした。千歳は交通至便なところなのですが、その千歳市内にあって、空港からも、千歳 IC からも千歳駅からもそんなに遠くない、とても立地条件の良いところにあります。かといって繁華街が近いわけでも無いので、それほど喧しくもありません。

駐車場は地平にあります(無料です)。北海道でも、都市部のホテルは立駐も多かったりするので、普通に止めれば良いだけ、という駐車場は嬉しい限りです。今、車で旅したホテルの記憶をずーっと辿ってみたのですが、地平で完全無料の駐車場というのは、都市部のホテルではここと稚内(全日空ホテル)くらいだったかも知れません。ほとんどが立駐だったり地下だったり、ですねぇ。

キングダブルは 21 平米

チェックインを済ませて、案内されたお部屋がこちら。
ふつーのダブルルームのようにも見えますが、いえいえ実は「キングダブル」という部屋でした。21 平米とのことですが、んー、やっぱり専有面積がこれくらいあると落ち着きますね……。

ベッドの配置も心なしかゆったりとしていますし、
窓際のソファーの配置にも多少の余裕があります。
脇机?との間には少し隙間もあったりしますが……
ちなみにデスクはご覧の通り。決して広くは無いですが、まぁ、十分でしょう。

三面鏡時代

かばん置きのとなりにはティーセットも用意されています。鏡の前にティーセットを配置するのはセオリーかも知れませんね。いろんなホテルで目にします。
なんと言っても、茶碗の数が 4 倍に見えるというメリットがあります(笑)。

ちなみに、下は冷蔵庫ですが何も入っていません。
まぁ、ビジネスユースだと、冷蔵庫が空っぽなのも当たり前ですよね。

和(なごみ)

ちょっと和んだのがこちら。
キタキツネのイラストが良い感じです。

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