話題はデグナーのように転がる(←
「えりも町目黒」の話から、気がついたら「エルンスト・デグナーは産業スパイ行為も働いていた」という話になっていますが、ずずずぃっと話を元に戻しましょう。枝幸から浜頓別まで
えー、というわけで「枝幸町」からオホーツク国道を少し北に行ったところです。左側に見える築堤は、旧・国鉄興浜北線の跡です。浜頓別から北見枝幸まで伸びていたローカル線で、枝幸からは雄武(おむ)を経由して興部(おこっぺ)に向かう路線(興浜線)と、仁宇布を経由して美深に向かう路線(美幸線)が伸びる予定でしたが、いずれも途中まで工事を進めながら事業中止の憂き目に遭っています。
では問題です
こちらは「北オホーツクトンネル」という、一見何の変哲もないトンネルなのですが、実はとても希少価値のあるトンネルだったりします。Q: では問題です。このトンネルのどこに希少価値があるのでしょうか?
風力発電には良いですが……
浜頓別の町内にやってきました。二年前に初めてここを訪れた時は、道路と家々の間が広々としているのを見て「日本離れしている!」と驚いたものですが……。気温 14 度はさておき、風速 8 m が意外と気になります。車で走る分にはそれほど影響は無いですが、自転車とかだと結構大変な筈です。
猿払パーキングシェルター
小雨が降るなか、ワイパーを作動させなかったので見事にピントがボケてしまっていますが……。こちら、「猿払パーキングシェルター」と言うものです。見た目は山道などにある「覆道」と大差ないのですが、覆道が落石や雪崩から車などを守るためにあるのに対し、「パーキングシェルター」は地吹雪から車などを守るために設置されているという違いがあります。
覆道は「通り抜けられれば OK」なのに対し、パーキングシェルターは「避難所」となるため、駐車場としての機能があるのも大きな違いです。水洗トイレもあるのだとか。
実際、このあたりになると降雪量はそれほどでも無くても、降り積もった雪は春まで残るでしょうし、海岸沿いの風の強さも半端ではない筈なので、こういった設備が設けられることにも納得できます。さすがに防風林だけでは何ともならないのでしょうね。
日本最北の……
さて、パーキングシェルターからもう少し北に進むと、日本最北の道の駅「道の駅さるふつ公園」に到着です。お目当てはもちろん……(次回に続く)
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