2010年6月27日日曜日

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春の道央・道北の旅 2010 (38) 「百人浜と黄金道路、その由来は」

 

緑豊かな百人浜、その由来は

襟裳岬から帯広に向けて、北に向かいます。右に見えるのはどうやらバス停のようで、「BUS 灯台口」と書いてあります。
やがて、左右に緑が見えてくるようになってきました。「百人浜」と呼ばれるところだと思うのですが、そう、これがかの緑化事業の成果です。
ちなみにこの「百人浜」、今はオートキャンプ場などがあるようですが、なんでも江戸時代に近海で海難事故(座礁?)があり、飢えや寒さなどで 100 人以上が亡くなったことに由来する……のだとか。合掌……。

黄金道路、その由来は

国道 336 号線に再合流し、帯広に向かいます。山と海の間の少しの隙間に旧道が通っていますが、それをショートカットする形でトンネルが掘られています。とても快適な道路です。
えりもから広尾までの区間は「黄金道路」という別名があるようです。しかしながら、アフリカやオーストラリアの「ゴールド・コースト」とは似ても似つかない雰囲気なのに、何故にこんな名前がついたのか、少々疑問に思っていました。

黄金道路(えりも町庶野~広尾町音調津。黄金を敷き詰められるほど、建設に莫大な費用を投じ、断崖を切り開く難工事の末に開通したことが名称の由来。悪天候時には度々通行止となる。落石も多く覆道がつくられている
(Wikipedia 日本語版「国道336号」より引用)
あはははは……。誰が名付けたか知りませんが、ナイスな(死語)ネーミング、ということでしょうか。

別のトンネルを、今度はちと遠目から撮影した写真なのですが、んー、確かにこの地形では、大半をトンネルで抜けるしか無いのも頷けます。そしてやはり、交通量はそれほど多くはありません(浦河方面と比べても、当然ながら明らかに少ないです)。コストパフォーマンスは良くないですね。

目黒から広尾までは約 21 km

目黒(えりも町)に到着しました。広尾まで約 21 km です。意外と離れています(←)。地名が被っているような気がするのは、もちろん偶然でしょう。

黄金道路はリニューアル中

トンネルを掘らなくても良い地形でも、雪崩や落石を防ぐため、このような覆道になっているところが何ヶ所もあります。
写真を見てお気づきかも知れませんが、1970 年代に開通した「黄金道路」は少しずつ老朽化も進んでいるようで、あちこちで改善工事が進んでいます。この覆道もぴっかぴかなので、最近完成したものかも知れません。

調律師の聖地です(ウソ

えりも町と広尾町の境界にやってきました。ここから先が広尾町音調津(おしらべつ)です。

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