スマイルと沙流川歴史館はどっちも無料だった
さてさて……。「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」の中を見ていきましょう。まずは入り口のお姉さんにチケットを見せます。お姉さん曰く「隣の『沙流川歴史館』は無料なので、宜しければお立ち寄り下さい」とのこと。今日は、まだ旅程に余裕がある筈なので、後で立ち寄ってみましょう。
トンチを利かせましょう
まずは、「アイヌ語を覚えよう」シリーズから。「トゥマㇺ」で「かべ」とあります。ただ、手元の「アイヌ語千歳方言辞典」を見たところ、「トゥマㇺ」は「胴」とあります。さて、どっちが正しいのでしょう?
答は……おそらくどっちも正解です。「チセ トゥマㇺ」という言い回しがあるのですが、これは「家の胴」ということになります。屋根が「家の頭」だとしたら、壁は……「家の胴」、ということになります! アイヌの世界ではいろんなものが擬人化されていますが、これもその一例のようですね。
これは実用的かも
アイヌ文様のお盆ですが、これはなかなか素敵な作りに思えます。二風谷にはアイヌ民芸品店もあるのですが、今回はスルーしちゃったんですよね。次回は少し立ち寄ってみるのも(そして、手頃なものを買い求めるのも)良いかもしれません。トーテムポール!?
網走の「北海道立北方民族博物館」のポスターです。これはトーテムポールのように見えますが、アイヌ、あるいはウィルタにもこのような風習があったのでしょうか?こちらは、あの「スミソニアン博物館」のポスター、でしょうか。全然違っていたらすいません。
便所の落書き
「少数民族が欠けることは、丸い地球が欠けることです」とあり、「少数民族への差別解消のために」とあります。しっかしですね……誰だこんな落書きをした輩は!!
てなわけで、最後は「アイヌ語を覚えよう」シリーズで。「アイヌ語千歳方言辞典」には rukari-usi とあります(ru-kari ではなく rukari)。
「ルカリ」が「用を足す」、「ウシ」が「所」です。「──ウシ」という地名は良く耳にしますよね(妹背牛とか美馬牛とかトムラウシとか)。大抵「~する所」といった意味になります。
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