戦利品というヤツです
えー、そんなわけでちょっとだけお土産を買ってみました。今から思えばもうちょっと買っても良かったなぁ、なんて思ったりもするのですが……。ご覧の通り、「しおり」です。ぱっと見は木の皮を編んだだけのように見えてしまいますが、いえいえどうして、もの凄く手が込んでいます。
クローズアップするとこんな感じです。繊維の一本一本は髪の毛よりも細いんです。あまりに勿体なくて本に挟む気になれません……(←
藤谷さん曰く、「ほつれてきた時も、切りそろえるだけで大丈夫ですから」とのこと。これは「オヒョウの皮」ではなく「シナの皮」ですね。1 つたったの 200 円です!
もうひとつがこちら。オヒョウの樹皮から生み出された「コースター」です。焦げ茶色と赤茶色のツートンですが、どちらも天然の色彩とのこと。確かにどっちも「樹皮の色」ですもんね。
手間暇かけて、有効活用
裏話も聞かせていただきました。今「コースター」として売りに出しているのは、もともとそのために編んだものでは無く、本来は「帯」として織ったものの「余り」をコースターとして販売している、とのことでした。帯の売り上げはすこぶる好調だそうで、既に来年の分のバックオーダーを抱えているとか。こちらが売り物の数々です。こうやって見てみると色々バラエティに富んでいますね……! なるほど、「資料館」でチケットを入手した時に「外で──をやっていますから」と言われたのは、このことだったのですね。
昨日の記事にも書きましたが、藤谷さんは大変気さくで素敵な方です。近いうちに裁縫して、じゃなくて再訪して、もっと色々とお話を伺うぞ……と、今、決めました(笑)。
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