2010年5月20日木曜日

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春の道央・道北の旅 2010 (13) 「雑然と 並べたままの 懐かしさ」

 

混沌の世界

「萱野茂二風谷アイヌ資料館」の「別館」には、本館に入りきらなかったコレクションが展示されている、と言うのですが……。
これは……なんでしょうか。オルゴールかな? と思ったりもしたのですが、あるいはラジオあたりでしょうか。
これはまた随分とクラシカルなテレビです。昭和 30 年代の品でしょうか。

それにしても、手前には柱時計?が適当に置いてあったり、蜘蛛の巣が張っていたり。「展示」と言うにはあまりに雑然としているような……。
たらいやフライパンは、かろうじて「展示」としての意気込み?を感じますが、「適当に置いてみただけ」感がだんだんと高まってきます。右手前の電話機(2 台)は、どちらも歴史を感じる品ですね。

中にはこんなものも

こうなっては、もはや物置以外の何物でもありません(笑)。比較的新しそうな洗濯機と空気清浄機も置いてあったりします。
萱野さん本人がハワイに行った時?のバッグも、なぜか「展示」されていたりします(笑)。
ヘルマン・ヘッセも読まれていたのでしょうか。これだとまるで「ちり紙交換」向けに並べているみたいです。

世界の農機具(←

入り口のところには「アメリカ式農機具」が「展示」されていましたが、その隣には日本が誇る(?)クボタの田植機が……。
カメラとフィルムも雑然と放置?されています。

雑然と 並べたままの 懐かしさ

奥の方から入り口を振り返った写真です。そう、入り口のほうは比較的ちゃんと整理されているんですよね。パイプ椅子より手前の部分が「物置」状態になっている、そんな感じでしょうか。

洗濯機や空気清浄機はさておき、ミシンやテレビや電話機なんかは、見る人によっては随分と懐かしいものです。もう少しきちんと展示されることを期待しつつ、今のまま、混沌とした状態で年月を重ねてゆくのもオツかもね、などとも思ってしまいます。

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