2010年5月18日火曜日

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春の道央・道北の旅 2010 (11) 「引き出しをあけてご自由にご覧ください」

 

ユーカラとアイヌ文様

引き続き「萱野茂二風谷アイヌ資料館」の話題です。

アイヌ民族と言えば、叙事詩のユーカラyukar と綴るので、本来は「ユカ(ル)」と発音するようですが)がその芸術性を高く評価されていますが、衣服についても独特の「アイヌ文様」が有名です。
これは、道内のコタン(集落)ごとに、その衣服をまとめたものです。「日高管内」「旭川」「鵡川」「厚賀」「静内」「二風谷」「静内」「長万部」「三石地方」「白老」とあります。「旭川」「長万部」は少々離れていますが、あとは二風谷からさほど遠くないところばかりですね。
特筆すべきは「引き出しをあけてご自由にご覧ください」というこのステッカーです。実は、ここの姉妹館とも言える「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」にも似たような展示があるのですが、そちらは
という扱いだったわけで……。「萱野茂二風谷アイヌ資料館」のほうが、もともと個人の趣味が嵩じて始めてしまった系(←)ということもあり、とてもおおらかでどことなくユーモラスな雰囲気を感じます。
「引き出しをあけてご自由にご覧ください」ということだったので、ご自由に見てみました(←)。ややプリミティブなデザインと言えなくもないですが、それが技術的な制約から出たものではなく、意図的に「力強さ」または「勢い」を前面に押し出したが故のプリミティブな印象かな、と感じたりします。この文章、日本語として変だとしても気にしてはいけません(←

レアアイテムの予感(←

さて、本館を退去しようと思って入場券売り場の前を通りかかったときに、こんなものが目に止まりました。
これは入場券売り場で売っていたものですが、なんか「ここでしか買えない!!!」感がプンプンしたので(←)買い求めてみました。お値段も \700 とお手頃です。まだ途中までしか読んでいませんが、なかなか面白いです。

そういえば、入場券を求めた時にも同じ事を言われたのですが、「外で展示をやってます」といったことを再度言われたのでした。確かに、外には復元家屋などがいっぱい立ち並んでいるので、一見の価値はありそうです。
こちらが「萱野茂二風谷アイヌ資料館」の「本館」です。そして、ちょうどこの向い側に「別館」があるのですが……これがまた凄いので、詳しくはまた明日にでも。

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