藤村 由加(ふじむら ゆか)は、四人の女性執筆者集団のペンネーム。四人の名前から一文字づつ取っている。
(Wikipedia 日本語版「藤村由加」より引用)
ふむ、「四人の共著者による筆名」だということは知っていたのですが、四人とも女性だったというのは知りませんでした。で、その「人麻呂の暗号」ですが、概要
ヒッポファミリークラブで朝鮮語を学び、1989年新潮社より『人麻呂の暗号』を刊行し、『万葉集』は朝鮮語で読み解けると主張
(Wikipedia 日本語版「藤村由加」より引用)
といった本でした。もう 20 年も前の話になるんですねぇ。私も歳を取ったものです。「大発見」もやがて化けの皮が剥がれ……
てなわけで、現代の日本人にとっては意味不明な枕詞が並ぶ「万葉集」が、実は「古代朝鮮語」で解読できる! ということで、当時はちょっとした話題になったわけですが、当時は、20代の女性による大発見と賞賛する声が多かったが、中西進、安本美典らの批判を受け、遂に「トンデモ本」と認定され、その後も著書をいくつか出した。
(Wikipedia 日本語版「藤村由加」より引用)
まぁ、安本美典に批判されたのはさておき(← さておいた!)、中西進さん(何故に「さん」づけ!?)に批判されたのは痛かったかも知れません。まぁ、中西先生は来歴・人物
東京出身。東京大学文学部国文学科卒業。同大学院博士課程修了。久松潜一に学び、30代で博士論文『万葉集の比較文学的研究』により1963年第15回読売文学賞受賞。以後日本古代文学の中国文学との比較研究を始め、日本文化の全体像を視野におさめた研究・評論活動、グローバルな視点からの文化論を展開している。漢字本文・現代語訳・簡潔な注を収めた、文庫本としては画期的な『万葉集』のテキスト講談社文庫『万葉集』(全4冊と万葉集事典1冊)を編集し、『万葉集』の普及に努めた。みずみずしい感覚で『万葉集』を始めとする日本古典文学を読み解いた研究書・評論書も多数。著書は100冊を超える。
(Wikipedia 日本語版「中西進」より引用)
なんて方ですので、学界の権威におもねるわけではありませんが、そう簡単に論駁できる相手ではなかった……ということなのでしょう。「画期的な新説」の大半が勘違いや思い込みでできているというのも、古今東西で変わらない「真理」なのかも知れません。日本各地の地名も「アイヌ語」で読み解ける!(←
さて。「万葉集」が「古代韓国語」なる謎の概念で読み解ける、とするのであれば、日本各地の地名が「アイヌ語」で読み解けても何の不思議もありません。はい、そもそもの立脚点が「トンデモ」なので、これからの「珍説」も同程度(あるいはそれ以下)の内容でしか無いのですが、お楽しみいただければと思います。……あ、ずいぶん字数も多くなったので、また今度ということで(←
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