2010年4月19日月曜日

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インディカー入門

 

オーナーのバーバーさんはいい人っぽかったけど

昨日は、インディカーシリーズの第 3 戦「アラバマ」を見ていました。もともとはオーバルコースをひたすらぐるぐる走るだけのシリーズだったはずが、いつの間にかストリートコースが増え、ロードコースが増え……。第 3 戦も、アラバマ州バーミングハムBarbar Motorsports Park という常設のロードコースが舞台でした。

どうでもいいことですが、「バーミングハム」という米国風の発音より「バーミンガム」という英国風の発音のほうが好きです。「グラハム」よりも「グレアム」派。

……はい、これだと「『ロードコース』とか『ストリートコース』って何? 『オーバル』って?」という方が多そうなので、少しおさらいしておきましょう。

オーバルコースとは

こちらが、オーバルコースの例です。
(Wikimedia Commons より借用。この作品はパブリック ドメインで提供されています)
これは Homestead-Miami Speedway ですね。ホームステッドは「1.5 マイルオーバル」と呼ばれるもので、その名の通り 1 周が 1.5 マイルです(約 2.4 km)。インディカーはこのコースを 25 秒程度で 1 周します。平均時速 340 km/h といったあたりでしょうか。

さりげなく書いていますが、結構とんでもない速度です。しかも、車体の構造上スリップストリームがそれなりに効くので、抜きつ抜かれつのデッドヒートが楽しめます(トップを走ると風圧がモロにかかるのに対し、後ろを走ると風圧が軽くなるので、追い越しやすくなるわけです)。

ロードコースとは

一方、ロードコースはと言えば……。
(Wikimedia Commons より借用。この作品の作者である Will Pittenger 氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。:
Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Unported

先週レースが行われた、バーバー モータースポーツ パークのコース図です。どことなく犬のように見えたりもしますが、それはさておき。日本だと「岡山国際サーキット」のような感じの、常設のサーキットコースです。

ストリートコースとは

ストリートコースは、F1 の「モナコグランプリ」のような、公道などをサーキットにしてしまうパターンですね。
(Wikimedia Commons より借用。この作品はパブリック ドメインで提供されています)
これは、かつて 1980 年代には F1 も開催された、かのロングビーチの市街地コースです。(11) が、幾多のパッシングが見られた有名なヘアピンでしょうか。ロングビーチも意外とこまめにコースが変更されているので、なかなかおっかけるのが大変なんですが……。

第 3 戦「アラバマ」の見所

昨日の「アラバマ」はロードコースだったわけですが……。うーん、コースは綺麗だし安全性も高くていいんですが、ほとんどパッシング(追い越し)ポイントが無いせいで、正直言ってかなり退屈なレースでした。ストレートも短いから、スリップストリームも使えないし……。やっぱインディカーって時速 300 km/h Over でひたすらぐるぐる回ってナンボだと思うんですけどねぇ……。

唯一の見所は、周回遅れの Milka Duno が左右から同時に抜かれた(一瞬、コース上で 3 台が横並びになった)ことが少なくとも 2 回あったことでしょうか。並みのドライバーなら動揺してスピンしてしまいそうなものですが、その辺ミルカはさすがはベテラン、堂々とラップダウンされていたのが印象的でした。

みんなで祝いましょう

ちなみにミルカ姐さんは 4/22(木) が誕生日です。何歳になるかはマナーとして触れないでおきます(←

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