2009年10月27日火曜日

指をノドに突っ込め!

情処 ktkr !(←

先週の日曜日に、秋期の「情報処理技術者試験」が行われたのですが、もしかしたら当 Blog をご覧になった方の中にも「受験したよ!」って方がいらっしゃるかもしれません。かく言う私も……家で普通にマターリしてました(文章のつなぎ方がおかしい)。

さて、いかにも「情処」の問題に出そうな用語として「平均修復時間」というものがあります。

平均修復時間(へいきんしゅうふくじかん)とは、あるシステムに障害が発生してから修復が完了するまでの時間の平均値のこと。平均復旧時間(へいきんふっきゅうじかん)とも言い、英語の mean time to recovery から MTTR と略される。
(Wikipedia 日本語版「平均修復時間」より引用)
さてさてっ。MTTRmean time to recovery なら、MRTG は何の略か。

MRTG (Multi Router Traffic Grapher) は、ルータなどネットワーク機器が送受信したデータの量(トラフィック)をグラフによって可視化するプログラム。グラフ部分を PNG フォーマット、付帯情報を HTML フォーマットで出力するため、ウェブサーバと連携して結果を表示することが可能である。もともとはルータを対象として開発されたためこの名前となった。
(Wikipedia 日本語版「MRTG」より引用)
というわけで、答は "Multi Router Traffic Grapher" でした。

MTTR、MRTG、そして MMTR

では、"MTTR" そして "MRTG" の次ですが、"MMTR" は何と読めるでしょうか。

……「ももたろう」と読めた方、いらっしゃいませんか?

Momo たろうインターネットクラブ」という老舗の ISP があるのですね。そこのドメインが mmtr.or.jp なので、これで想像のついた方もいらっしゃるかも知れません。

"MMTR" ですから、読もうと思えば「まめてる」といった風に読めたりもするわけですが、そこはそう、何とか読める形にしようと無意識のうちに母音を補完しているわけですよ、きっと。

ローマ字入力に必要なストローク数は文字数の 2.5 倍説(またか

似たような形の「母音の無い言葉」は、もっと有名なものもありますね。そう、wktk とか ktkr とか(笑)。どちらも "k" が繰り返されていますが、「く」だったり「か」だったり、「き」だったり「こ」だったりするから、残念ながらロジカルに正確な音を読み解くことはできそうにないですけどね。

ただ、ローマ字入力に必要なストローク数は文字数の 2.5 倍説なんて話もあるわけで、[w][k][t][k] という 4 ストロークで「ワクテカ」と入力できるのであれば、それはある意味画期的だな、なんて思ったりもしています(←

指をノドに突っ込め!

さて本題ですが(ぇ)、チェコ語には Strč prst skrz krk という文章があるそうです。そう、見事なまでに母音を排した文章の例ですね。

ストゥルチュ・プルスト・スクルス・クルク(チェコ語:Strč prst skrz krk、IPA:[ˈstr̩tʃ ˈpr̩st ˈskr̩s ˈkr̩k]( 発音ヘルプファイル)))はチェコ語の言葉遊びの一種で、「指をノドに突っ込め」と意味になる文である。
(Wikipedia 日本語版「Strč prst skrz krk」より引用)
そういえば、モーツァルトに「俺の尻をなめろ」という題名の作品がありましたね(← 関係ないし

この文には母音がひとつも含まれていない。チェコ語には多くの子音が連続し、時に母音をひとつも含まない単語が多く存在する。このような母音を含まない語であっても、実際には r や l が自鳴音として機能し、音節の核を成すことになる。
(Wikipedia 日本語版「Strč prst skrz krk」より引用)
端的に言えば「閉音節」のことなんでしょうけど、日本語は非常に閉音節の少ない言語なので、より奇異に思えるのかもしれません。

このように「聞こえ度」の高い子音が自鳴音として機能し、結果として母音の少ない単語が頻出する傾向はチェコ語の他、スロヴァキア語やスロヴェニア語、セルビア・クロアチア語など、他のスラヴ語派の諸語にも見られるが、それ以外の言語の話者には発音が困難である場合が多く、そのためこの文はチェコ語を母語としない学習者にたいするチェコ語教育ではしばしば用いられる。
(Wikipedia 日本語版「Strč prst skrz krk」より引用)
なるほど。大阪弁における「これ、ちゃうちゃうちゃう?」「ちゃうちゃう。ちゃうちゃうちゃうんちゃうん」みたいなものでしょうか(←

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


0 件のコメント:

コメントを投稿