2009年8月23日日曜日

「バクロニム」は「かばん語」だそうです

烏龍茶だと思って飲み干したものが、実はリプトンのレモンティー(砂糖入り)だと気づいたときのショックは、それはもう筆舌には尽くしがたいもので……(←

「バクロニム」は「かばん語」だそうです

これと言ったネタがあるようで無いので、今日はネタ帳から。はい、「バクロニム」についてです。

バクロニム(英:backronym または bacronym)とは元々頭字語(アクロニムまたはイニシャリズム)ではない言葉の各文字をとって新たに頭字語としたものである。バクロニムは 1983 年に back (後)と acronym (頭字語)を組み合わせて新造されたかばん語である。
(Wikipedia 日本語版「バクロニム」より引用)
ん? 「かばん語」なるものが良くわかりませんね。何でしょうコレ?

混成語 (blend) あるいはかばん語 (portmanteau) とは、複数の語のそれぞれの一部を組み合わせて作られた語である。語の一部ではなく全部を組み合わせたものは合成語である。
(Wikipedia 日本語版「かばん語」より引用)
ははぁ。日本語だったら「就活」とか「婚活」とか、そーいったもの……とはちょっと違っていそうですね。「言葉遊び」的な要素がもうちょい必要であるような気がします。

「かばん語」ってこんなヤツ

昔々、とある RPG (何だったか忘れた)に「リカーシブかばん」というワザ?がありましたが、それはさておき。

語源
この単語は、『鏡の国のアリス』の作中において、旅行カバンと関連付ける形で作成された、ルイス・キャロルによる造語である。作中でハンプティ・ダンプティは以下のように発言している。

「さよう、粘滑 (slithy) とは、滑らかで粘っこい (lithe and slimy) 様子じゃ。この言葉は旅行カバン(ポートマントー)のようじゃろう ― 2 つの意味が、1 つの言葉に詰め込まれておる」
(Wikipedia 日本語版「かばん語」より引用)
なるほど……。こんなのですよね。日本語の場合、漢字という表意文字を使うので、こういった遊びを成立させるのが比較的困難なのかも知れません。いや、単に私のアタマの調子が今ひとつなだけかも知れませんが。何か例があったら教えて下さい。

構成
混成語は、以下の手法の内のいずれかにより作成される。

1. 上記の slithy のように、原型となる各単語成分の発音の一部が、各語の意味のほとんどを保存したまま混合される。この手法はルイス・キャロルの好むところであり、他の手法はほとんど使用していない。
2. breakfast (朝食)と lunch (昼食)で brunch (ブランチ)のように、第一の語の前半と第二の語の後半が連結される。この手法は混成語を作成する最も基本的な手法である。
3. 両方の単語成分が共通する文字や発音の配列を有している。作成されるかばん語は、第一の語の前半と共通部分、第二の語の後半から構成される。この手法で生成される混成語は少数である。
(Wikipedia 日本語版「かばん語」より引用)
なるほどー。確かに「ブランチ」はたまーに耳にしますが、日本語にすると「朝昼兼用」ってヤツですよね。うわ、そのまんま(←

The Velvet Subway

そういえば、そもそも breakfast 自体が一種の「かばん語」ですよね。break one's fast で「断食を破る」転じて「朝食を摂る」なんて話もありますし。英単語はこうやって生み出されたものも多いんでしょうが、結果として同じ事象を指すのに全く違う言葉が生まれたりするのも面白いところです。例えば "Subway" と "Underground" とか。

あれ? 確か「バクロニム」の話だった筈が……(← またか

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