Location(Quoted from Wikipedia, "Ob-Yenisei Canal" )
The waterway connected the Ket River, a tributary of the Ob with the Greater Kas River, a tributary of the Yenisei, making use of their tributaries and lakes. The divide between the two river systems (which is also the border between today's Tomsk Oblast and Krasnoyarsk Krai) is spanned by a hand-dug canal 8 km long, 20 m wide at the bottom, and 2.1 m (7 feet) deep.
えぇと、ケチ・カス運河は約 8 km の長さですが、建設時期が時期だけに、手掘りだったみたいですね。幅員は 20 m、深さは 2.1 m だったようです。
ですから、吃水 5.63 m の軽巡洋艦「阿賀野」は通れないスペックですね。ちなみに、「コリントス運河」であれば、軽巡洋艦「阿賀野」でも通過可能です。
これ、運河……?
ケチ・カス運河の現在の姿ですが、Panoramio に写真が見つかりました。http://www.panoramio.com/photo/19679356
http://www.panoramio.com/photo/21212032
前者はともかく、後者は「ホントかな?」と思えるくらい幅の狭い水路が写されています。とても運河だったとは思えない風景です。
川はクネクネ
Wikipedia (英語版)の "Ob-Yenisei Canal" の記事には、「水路は、オビ川支流のケチ川とエニセイ川支流の大カス川、およびそれらの支流と湖を利用して連結された」とあります。人工的に掘削された運河区間は約 8 km で、他はケチ川や大カス川を航行することになります。問題はこれらの既存河川で……。※ 同一縮尺でご覧頂きます。
まずは、ケチ・カス運河から大カス川に入ったあたりです。
ちょっぴりクネクネしてます。更に大カス川を下流に向かいます。
随分クネクネしてきました。このままエニセイ川に向かいます。
さらにクネクネ度が増してきます……。
下流に行けば行くほど、クネクネ度がレベルアップ!
クネクネ……の更に上を行く、もはやウネウネ状態です。
ようやくエニセイ川に辿り着きました。
つまり。
この写真で見ると、オビ川とエニセイ川をかなり直線的に繋いでいるように見えますが、実際にはめちゃくちゃ川筋がうねっていたワケです。これでは思った以上に時間がかかるのもやむを得ないわけで、程なく運河が放棄されたのも理解できます。
おしまい
てなわけで、響きも素敵ですが、実状も想像を遙かに上回る「ケチ・カス運河」、いかがでしたでしょうか。大したオチがなくてすいません。www.bojan.net
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