2009年7月4日土曜日

メンサとか IQ とかの話

ルチ将軍の IQ は(自称) 1300

今年の 1/26(月) に、「ブライアン・ジョーンズは IQ 135」という記事を書いたのですね。で、こんなことを書いたのでした。

せっかくなので、どっかでオンラインで IQ が測定できないかなぁ~と思って調べてみたところ、http://www.unnmei.com/iq.html というページを見つけました。ひととおり試してみたんですが、130 点とのこと。そうか、しょせんお遊びのテストでも、ブライアン・ジョーンズを上回ることはできなかったのね、なんて。
(1/26 の記事より引用)
ただ、ブライアン・ジョーンズに負けるのも癪だったので(そういう問題か)、http://www.iqtest.dk/ あたりも試してみました。すると……
想定外(たぶん、実力以上)にいい結果が出たのですね。「お、なんかすげーんじゃね?」と勘違いしたのはともかく、グラフの一番右側に書いてある "Mensa level" という謎の言葉が気になってしまいました。

メンサって?

ということで、世界の Wikipedia さんに聞いてみました。

メンサMENSA)とは、入会条件を上位 2% の IQ を有する者に限定した国際的な団体であり、高 IQ 団体としては最も有名かつ長い歴史を持つ。
(Wikipedia 日本語版「メンサ」より引用)
ふぅーん。そんなものがあったんですねー。たまーに(年一回くらい?)テレビで取り上げられることがあるそうなのですが、その手の(どの手の?)テレビ番組は見ないんで……。

入会資格
IQ テストで上位 2% のスコア(平均値を 100 とした場合、標準偏差 15 で 131 以上、16 で 133 以上、24 で 150 以上)を出すことを、唯一の入会資格とする。
(Wikipedia 日本語版「メンサ」より引用)
なかなか的確な表現です。実は、「ブライアン・ジョーンズの IQ は 135」という表現は、事実としては正しいのですが、比較尺度としてはあまり意味がないのですね。いや、以前から知っていたわけではなくて、この辺をちろちろ書いていた頃に知ったので、私も人のことを言えた義理ではないのですが。

というのも、いわゆる「IQ テスト」にはいくつか流儀?があり、ものによって標準偏差が異なるのだそうです。ビネー式の検査は標準偏差 16 なのに対し、ウェクスラー式は標準偏差 15 です。標準偏差 24 のものもある筈なのですが、詳細がわかりません。

ま、これの何が問題かと言うと、ウェクスラーやビネーの検査で IQ 135 なんだったら「上位 2%」に含まれるわけですが、標準偏差 24 の検査で IQ 135 だったら、「上位 2%」には含まれない、ということになってしまうわけです。ですので、比較尺度としては問題がある、というわけです。

平たく言えば、100 点満点・平均点が 50 点のテストで 80 点を取ることと、200 点満点・平均点が 100 点のテストで 90 点を取ることを比較するようなものです。どっちが良い成績かは、おわかりですよね。:)

知能百分段階点

そのため、単純に「IQ がいくつ」という表現をするのではなく、「~パーセンタイル」という表現が良いらしいです(またの名を「知能百分段階点」)。標準偏差と IQ の換算表がありますから、こいつを使えばいいわけですね。標準偏差 15 の検査における IQ 130 は、98 パーセンタイル、となります。

で、先程お見せした iqtest.dk では、標準偏差 15 で点数を算出している……ように見えます(実際のロジックはわかりません。案外「てきとーに算出してんじゃねーの」、と疑っていたりもしますが)。138 だとすると 99 パーセンタイル以上ということになりますから、これはまた随分といい結果だ、ということになっちゃいます。

……何となく興味を惹かれるので(少なくとも Blog のネタにはなる)、JAPAN MENSA に「次はいつ入会テストするんですか?」と問い合わせを入れてみました。

あ、やはりと言うか、続きます。

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