2009年7月2日木曜日

国道 152 号線の旅 (30) 「周りは船だらけ」

さて。渥美半島の伊良湖岬と、ラッコと真珠の街・三重県の鳥羽港を 55 分で結ぶ「伊勢湾フェリー」ですが、何にビビったと言うと……、周りが船だらけなのですね。
昨日使用した地図の使い回しです。伊勢湾フェリーは太平洋と伊勢湾を結ぶ海峡を横切るわけですから、太平洋から名古屋や四日市に向かう船舶と、ちょうど直交するコースとなるわけです。

左舷を見てみれば

例えば、左舷を見てみれば
てな感じに 2 隻も航行していたり、そうこうしている内に
こんなに近づいたり。こいつは自動車運搬船か何かでしょうかね。

右舷を見やると……

もちろん右舷も負けていなくて、
この程度の近くにいるなぁ、なんて思って周りをよく見てみると、
7~8 隻は視認できたりして……。東京湾でも無いのに、こんなに混雑した海域なのね、と改めて驚いた次第です。

大型船は車以上に急に止まれない

大型船は自動車と違って、停止を企図してから静止するまでの時間が分単位(数分から数十分)なので、「あ、見えたな、やばいな、衝突コースだな」と思ったらすぐに回避行動に出ないとエラいこと(衝突)になる……なんて言うじゃないですか。こういった危険を避けるためには、もちろんしっかり見張ることが重要になりますが、車と同じで比較的短時間で停止できるように、ややゆっくり目に進むことも有効かと思うのですね。

にも拘わらず、「伊勢湾フェリー」は結構な速度で一路西に向かいます。「20 ノットは出てんじゃねーか」なんて思ったりもしたのですが、http://www.isewanferry.co.jp/ferry.html を見る限り、航海速力は 16.3 kt あるいは 17.5 kt のようなので、まぁ、こんなものでしょうか(どんなものだ)。

つづく

この、船だらけの海峡をぶつかることなく航行できる秘訣は何なのか、書き始めるとエラいボリュームになりそうなので(いや、そんなに大したことでも無いんですが)、続きはまた明日にでも。

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