詳細はまた後ほど
そういえば、3 日ほど前の記事で「詳細はまた後ほど」と書いておきながら、その後詳細を書いていなかったことを思い出しました。いや、だからどうしたという話ですけど。草木トンネルってドコ?
えーと、草木トンネルについての話です。草木トンネルってドコ? という方のために、何度も使い回したこちらの地図をどうぞ。地図の下の端っこに、何とも今風な「逆 S 字」のルートを取った「草木トンネル」があります。いかにも「カーブを緩くしましたよ」的なルートからもわかるとおり、三遠南信自動車道用に建設されたものです。
当初は三遠南信自動車道(国道 474 号)の一部として供用された。しかし供用後の 1997 年に、草木トンネルから兵越峠の下を通るルートは地盤が脆弱なことが判明した。
(Wikipedia 日本語版「草木トンネル (道路)」より引用)
そう、この辺は中央構造線がノリノリでイケイケな地域(←)ですから、地盤がゆるくてもやんぬるかな、というわけで。しかも念のために「やんぬるかな」の意味を確認しておこうと新明解さんを牽いてみたところ、なんと「ヤング アダルト」という項目まで発見してしまいました。さすがは世界の新明解さんです。トンネル掘ったけど地盤が脆弱でしたごめんなさい
まぁ、そもそも、本来の秋葉街道のルートである「青崩峠」というのも、名前からして崩れてしまっているくらい崖崩れが多いところらしく、そのために数十年間に亘って遊歩道以上のものができなかった、などとも言われているそうですから、「トンネル掘ったけど地盤が脆弱でしたごめんなさい」というのはちょっと……とも思わないでもないのですが、「イチかバチか」だったのでしょうか。それとも「イケると思ったんだけどなぁ」だったのでしょうか。で、結局どうなったかと言いますと、
そのため 2008 年までに同自動車道の計画が、水窪から地盤のやや硬い青崩峠西側を通るルートに変更されることになり、その結果草木トンネルは、同自動車道のルートから外されることとなった。
(Wikipedia 日本語版「草木トンネル (道路)」より引用)
メインルートから外されてしまいました。しかも、そのため、2008 年から 2009 年にかけて草木トンネルをそれまでの高規格構造(1 種 3 級)から歩道を付した一般道路(3 種 3 級)に格下げする工事が行われ、制限速度が 60 km/h から 50 km/h に、案内標識も緑地のものから青地のものに付け替えられた。
(Wikipedia 日本語版「草木トンネル (道路)」より引用)
てな感じで、徹底的にふつーの道路に格下げされちゃったみたいです。ちょっと荷重設計が甘かったみたいごめんなさい
途中まで作ったけど結局やめちゃった、というトマソン的な建造物になっちゃったわけですが……何か似たような例は無かったでしょうかね。あったような気がするんだけどなぁ。うーん……。敢えて言うなら、大船から出ていたドリームランド線のモノレールあたりでしょうか。あれは「ちょっと荷重設計が甘かったみたいごめんなさい」系ですけど……。www.bojan.net
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