あれ? あれれっ?
「箱根登山鉄道の旅」第──回です。あれ? 何回目だっけ?ぺる・みっれ。ぴあちぇーれ
箱根登山鉄道は、標高が海抜 108 m の箱根湯本駅から海抜 553 m の強羅駅までを、わずか 8.9 km で結びます。つまり、1 km あたり 50 m かけあがるということですから、算術平均でも 5 % の勾配ということになります。これは……めちゃくちゃ急ですよ。高速道路なんかでも 5 % の勾配は相当なもんです。ちなみに、鉄道の世界では「パーセント」ではなく「パーミル」という単位が使われます。1 パーセント = 10 パーミルですね。さらに余談になると、フランス語で「cent」は 100、「mille」は 1000 です。つまり、per cent =「100 当たりいくつ」、per mille =「1000 当たりいくつ」となる……と思います。
パーセンタムにまつわるエト・セテラ
答え合わせをしましょうか。パーセント(percent、%)は、割合を示す単位で、全体を百として示すものである。百分率ともいう。ラテン語の“per centum”が語源であり、per は「毎に」、centum は「百」を意味する。また、パーセント記号そのものはイタリア語の "per cento" を縮めて書いたものがもとになっている。
(Wikipedia 日本語版「パーセント」より引用)
ま、だいたい合ってたから良しとしましょう(←北宇智駅とはワケが違います(わかる人いるのか)
というわけで、平均 5 % という驚異的な勾配を登り切るために、箱根登山鉄道の線路はあっちに行ったりこっちに戻ったりしています。例えばこんな形で、途中で折り返す場所も 3 ヶ所ほど?あったりします(スイッチバック)。左側にやってきたのが、箱根湯本から登ってきた電車ですね。ここで折り返して、右側の線路からさらに上に登っていきます。こちらの電車は下りなので、ちょうどその逆のルートを辿ることになりますね。
当然のことながら、運転手さんは後ろから前までテクテク歩いてやってきます。北宇智駅とはワケが違います。
57/1000
えっちらおっちらと降りてきて、ようやく塔ノ沢駅までやってきました。ここの標高は海抜 165 m、終点の箱根湯本駅の標高は海抜 108 m。駅間距離はわずか 1 km。ひたすら驚異です。
塔ノ沢駅の強羅寄りに見えるトンネルです。モダンな断面が気に入って撮影してみましたが……。
またのお越しを。
で、箱根湯本駅に到着。保線員のみなさまおつかれさまです(´∀`)。
箱根登山鉄道(鉄道線)は、本来は小田原から強羅までの路線だった筈ですが、いつの間にか箱根湯本駅で系統が分割されてしまっているようでした(直通の電車は無いみたい)。
またのお越しを。後ろの小田急線が古葉監督のように見えるのはきっと気のせいです。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿