(9) 境の尾一里岩隧道(北口)
徳山ダムを通り過ぎて最初のトンネルです。ここで「謎の言葉」に気づく人も多いのでは……。今更言うまでも無いのですが、かく言うわたくしもそうでした。さてと、あらためてクローズアップ Hyundai です(別名「トリミングしただけ」)。
「抱徳煬和」とあります。ここは比較的車を止めやすい(止めてからテクテク歩いたわけですが)ので、しっかりと説明文までカメラに収めてきました。
「荘子」だそうです。今までいろいろ出てきましたが、荘子は初めてかも……。意味はご覧頂いたとおりです。
(10) 池太沢夜叉隧道(北口)
さて、オーラスにして最後の難関がやってきました。なんせ 1982 年に開通した、ここでは比較的古株のトンネルです。植物(何ですかね、これ)も茂っていますし、コンクリート部分も酸性雨の影響なのか、結構黒ずんでしまっています。
改めて「トリミングしただけ」の写真もご覧ください。
松田優作さんも「なんじゃこりゃああ☆」と口走っているに違いありません(最後の「☆」は何?)。こうなっては名探偵ならではのスーパーな推理力を総動員しててきとーな答をでっち上げるしかありません(ぉ
まず、傾向と対策として……。ここまでの 9 ヶ所には、全部「徳」の字が入っていました。となるとこの 4 文字の中にも「徳」の字が含まれていると見るのが自然です。ただ、どー見ても最初の文字も、3 文字目も 4 文字目も「徳」には見えません。ここは 2 文字目が「徳」であると考えるのが自然です。また、最後の文字が「昌」であることも、ほぼ確実と言っていいでしょう。
これで、この文字は「●徳●昌」であることはほぼ確定です(←
冴え渡る名推理 ←
最初の文字がびみょうですが、「恃」に見えるような気がします。あまり使わない字ですが、「自ら恃(たの)むところが大きい」なんて言い方をしますよね。てことで「恃徳●昌」っぽく思えてきます。こうなれば簡単です。あとはググるだけです。はい、出てきました。どうやら「史記 商君傳」のお言葉のようですね。「徳を恃む者は昌(さか)える」ということでしょう。え?「昌える」なんて言うのかって? ええ。商売繁昌って書きますよね。:-)
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