ソ連は死して記念館を残した
北海道は宗谷支庁、宗谷郡猿払村にある「日ソ友好記念館」にお邪魔しています。今の名前は「日ロ友好記念館」らしいのですが、展示内容はまさしく「日ソ」であったことをこれからとくとお目にかけます。1F は「インディギルカ号」の遭難についての展示が主でした。しかし 2F に足を踏み入れると、そこには……万国の労働者が団結していました(笑)。
まずは……ソ連の国旗にも描かれていた、「鎌とハンマー」がお出迎えです。よーく見ると、日本語で何か書いてあります。
この味わい深い書体……。「ソ連の平和愛好対外政策は,法律となり,ソ連邦憲法に定着されました。」と書いてあります。
「友人は選べますが、兄弟は選べません」
続けて……。コスモノートの皆さんのご登場です。右肩にも何かメッセージが添えられています。
「社会主義世界体制の一部であるソ連邦は,社会主義国際主義の原則に基いて,社会主義諸国との友好と協力,同志的相互援助を発展強化しています。」
「同志的相互援助」って……。
そして、コスモノーツの方々。左の人がソ連の国旗を、右の人がチェコスロバキアの国旗をつけています。ソ連の人のほうがちょっぴり背が高いのは、両者の関係を暗示しているかのようです(そう来たか)。
万国の労働者団結せよ!
壁には、何か良くわからない証書のようなものも……。拡大しておきますね。
うっは。「万国の労働者団結せよ!」と来ましたか(笑)。
改めて言うまでもありませんが、ここは 2008 年の日本……だった筈です。でも、何か少し前の時代にタイムスリップしたかのような気にすらなってしまいます。
猿払村の「日ソ友好記念館」、これこそまさにユネスコが保護すべき、人類の「世界遺産」に登録されてしかるべし、と思わせました。
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