一筆で……書けない
そういえば、Day 5 のルートをご紹介していませんでした(いや、誰も気にしていない筈)。Day 5 は、ただ釧路から帯広に行けば良いという、とっても余裕のあるスケジュールだったからか、かなりだらだらなルート設定となりました。実際、ガソリンを入れた後も、ルートに迷いがあったくらいですから。四の五の言う前に、まずは地図ですね。
ご覧の通り、一筆書きには程遠く、とってもいびつです(笑)。チェックポイントを列挙しますと……。摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖、糠平湖、鶴居村、雄別炭鉱、足寄町といったところなのですが、どのように線を引いても「雄別炭鉱」を入れることができなかったのですね。結局ご覧のような出戻りコースとなってしまいました。
距離は 416 km、推定所要時間は 10 時間 24 分です(わぁお)。
どっちが雄鉄線通?
まずは、何の変哲もないこの道路。「雄鉄線通」との標示があったので、「へぇ、これが雄鉄の跡だったのかな」などと思っていたのですが、地図を見ると、一本南の大通りが「雄鉄線通」となっていました。何かの間違いか、それとも、もともとの「雄鉄線通」はこの(比較的)狭い通りだったのか、真偽の程はちと判断がつきません。
あ、「雄鉄」は「雄別鉄道」のことです。釧路駅から雄別炭鉱までを結んでいた鉄道路線です。
とりあえず、雄別炭坑の現状は、後ほどご覧に入れます。
さて、チェックポイントのひとつにしていた鶴居村をあっさりと通り過ぎ、やがて国道 274 号線と合流し、弟子屈(てしかが)町に向けて進みます。途中、黄色いセンターラインが引いてある筈の道路で対向車が追い越しをかけてきたのにはビビりましたが、それはさておき。
北の大地の出雲そば
弟子屈町で見かけたお店の写真です。いや、なんか北の大地で「出雲そば」を見ようとは思わなかったもので(笑)。場所が良いからか、意外と客の入りも良さそうでした。
消えた弟子屈駅
今頃気づいたのですが、弟子屈町の中心駅は「摩周駅」なんですね……。いつの間にか、「斜里駅」も「知床斜里駅」になっていたりしますが、ここもその例に違わず、観光地の名前を持ってきたようです。せめて「摩周・弟子屈」とか、そんな名前にすればいいのに……。例によって例のごとく、語源シリーズですが、Wikipedia によると、次のようにあります。
町名の由来はアイヌ語の「テシカ・カ」(岩盤の上)から。
(Wikipedia 日本語版「弟子屈町」より引用)
ただ、手元にある、知里真志保・大先生の「地名アイヌ語小辞典」を見ると「ヤナ(梁)の岸の上」とあります。より正確には、知里真志保の解釈は、永田方正「北海道蝦夷語地名解」(第 4 版)の内容を追認した形です。まぁ、「てシ」という語自体に、「ヤナ垣」という意味の他にも「ヤナ垣のような岩礁」とか「岩盤」という意味もあるようなので、どっちも正解と言えばそれまでなんですけどね。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿