2008年9月11日木曜日

北海道の旅 2008/夏 (22) 「あなたぁ~がい~つかぁ~♪(以下自粛)」

さよならナッチャン Rera スペシャルは無事終了しました(ぇ)。てことで、懲りずに知床クルーズの話題にまた、戻ります。

ロード最終章

ウトロ港を出てから約 1 時間、「ルシャ」と呼ばれるところに着きます。もともと ru-e-san-i(ルえサニ)が「るーしゃに」になり、更に「るしゃ」になった、と考えられます。

船内には、まるで電車のように、液晶パネルに現在のポイント名が、日本語と英語で表示されるのですが、そこには「ルシャ ROAD ENDS」と……。そう、ウトロからカムイワッカの滝、そして知床大橋と続いていた道路が、ついにこの「ルシャ」でおしまいになります。ここから先は、海路以外のルートは無い、ということですね。

まだ、日本にもこんな未踏の地があるのだなぁ……などと感慨に耽っていると、なぜかシーカヤック中の一団と出会いました。未開のフロンティアと言えども、日本人の好奇心も大したモンだな、などと、まったく正反対の気分になったことは……どうでもいいですね。

ルシャにもヒグマはいましたよ

今回お世話になっているクルーザー屋さんが用意しているコースは 3 通り。カムイワッカの滝までの「カムイワッカコース」(約 1 時間)、そしてヒグマを見ることができるかも? な「ルシャコース」(約 1 時間 40 分)、そして知床岬まで突っ走る「知床世界遺産コース」(約 3 時間)の 3 通りです。つまり「ルシャコース」は、ここまでということですね。

ルシャから先は「番屋」の話が増えてきます。これはアイヌ語の pa-na-wa(海沿いの岸)……と関係があるわけはなく(だったら書くな)、ふつーの日本語、の筈です。

漁民が、漁場の近くの海岸線に作る作業場兼宿泊施設のこと。現在でも、日本各地の離島や山間僻地の海岸に見られる。
(Wikipedia 日本語版「番屋」より引用)

伏見通ではありません

ルシャのちょいと先にある「十九号番屋」の写真です。
なんでも、人と熊が共存している番屋としていちぶでは有名なんだそうで……(As seen on TV... なんだとか)。「テレビで見たことある!」って方はいらっしゃいますか?

あ、なんで「十九号」なのかは忘れました。聞いたかもしれませんし、聞かなかったかもしれませんが、それすら憶えてません(笑)。

エコライフのススメ

番屋シリーズは続きます。
こちらは……って、どこぞのヒグマと同じくらい遠目の写真ですが、通称「滝の下の茶屋」じゃなくて「滝の下の番屋」です。単に滝の下に番屋があるだけなんですが、なんでもこの滝を利用して自家発電しているのだとか。素晴らしいです。

チャラッセポルの奇跡

番屋シリーズが続いたあとで、久々に滝シリーズに戻ります。「カシュニの滝」です。
ちなみにこの写真、いっさいズームはしていません。ここまで近づけるのは、小型船ならではですね。

「カシュニ」は kas-un-i で「仮設小屋のあるところ」という意味だとされます。カシュニの滝の源流は「チャラセナイ川」で charasse-nay となります。滝の奥の洞窟は「チャラセポル」で、charasse-poru(ちゃラッセぽル)となるようです。もちろん「せんちゅうパル」や「ジョホールバル」とは何の関係もありません(当たり前です)。

岬~めぐ~りのぉ~バスはぁ~走……れないな。

岬までもう少しになってきました。ここまでの地図をつけておきます。
「滝の下の番屋」の場所は推定ですが、一応 Google Earth で地形を確かめての上での推定なので、多分合ってるんじゃないかな……。間違っていたら指摘ください。

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