2008年9月3日水曜日

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北海道の旅 2008/夏 (17) 「フレペの滝にアルデンヌの森を見た(違)」

 

一応、長袖は着ていったけれど

早割……じゃないけど、早期予約者特典てな感じで、テラス席右側という、(自分としては)申し分のない席を確保したのでした。船内に備え付けのジャンパーを着てから、救命胴衣(だよね)を着用して出港を待ちます。

ここのクルーザー屋さんでは、短い順に「カムイワッカコース」「ルシャコース」「知床世界遺産コース」の 3 コースを用意しているようです。岬に行くのは最後の「知床世界遺産コース」のみ、約 3 時間とのこと。

船によっては、約 4 時間かかるものもあるようです。1 時間でも早いと嬉しいという考えは……せかせかしていけませんね。

フレペの滝……意味は?

まず最初は「フレペの滝」から。
地元では「乙女の涙」との愛称で親しまれているとか。水量は決して多いわけではなく、崖伝いにホロホロと水が流れるような様は、確かに「涙」に通じるものがありますからね。

なお、「フレペ」は「乙女の涙」という意味ではありません。素人が御託を並べる前に、今日も知里真志保氏の「地名アイヌ語小辞典」にお出まし願いましょう。

hure ふレ(ふーレ)((完)) 赤くアル(ナル)。──山や崖について云えば土が崩れて赤い地肌が露われているもの。川について云えば古川などで水が停滞し,やち気で底が赤くなっているようなものに云う。
(知里真志保著「地名アイヌ語小辞典」より引用)
うむ。hure は「赤い─」という意味があるようですね。「赤いトラクター」は「フレトラクター」になるのでしょうか(なりません)。

加トちゃんの水

「ぺ」については、複合語において「水」を指す場合と、接尾語として「……するもの」「……であるもの」と解釈する場合があるようです(「オうコッペ」の場合は後者ですね)。従って、「フレペ」は「赤い水」もしくは「赤い者(場所)」と考えられますが、ここの場合は前者が正解のようです。つまり、「フレペ」はオー・ルージュということになります。

んむむむ……。このペースで書き続けたら、知床編だけで 1 週間はかかりそうだ……。とりあえず、続けて行きますね。

豆腐も良いけど涙もね

「乙女の涙」こと「フレペの滝」の近所には、「男の涙」なる滝?もあります。
「男の涙」の由来は、陸からは水(「涙」)が見えないから、なんだとか。つまり、人目の着かないところでこっそり涙している、ということで「男の涙」なんだそうで……。「乙女の涙」ほどの知名度や歴史は無いようで、「乙女の涙」というネーミングから着想を得た、崖の下の二匹目のドジョウ(笑)のようです。

陽はまた昇る(意味不明)

参考までに、スタート地点とフレペの滝のポイントをプロットした地図をご用意しました(「男の涙」は、フレペの滝とほぼ同じ場所です)。うん、岬までの道のりはかなーり遠そうですね(笑)。

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