リロイ・ブラウンは、残念ながら(?)架空の人物です。そもそもは、溶接の、じゃなくて夭折のシンガーソングライター、ジム・クロウチの、1973 年のヒット曲 "Bad, Bad Leroy Brown" にて歌われた「架空のキャラクター」でした。"Bad, Bad Leroy Brown" の邦題が「リロイ・ブラウンは悪い奴」だったわけです。
で、そのリロイ・ブラウンがどんな奴だったかと言えば、悪い奴だったわけで(←
まぁ、どんな風に悪かったかと言えば、懐にはいつも 32 口径の銃を隠し持ち、靴にはかみそりを忍ばせるといった風体が描かれています。一言で言えば「チンピラ」ですね。
詳しくは、Wikipedia の"Bad, Bad Leroy Brown" の記事を見てくださいませ。英語ですけど。
ジム・クロウチはどんな奴
で、「リロイ・ブラウン」という(架空の)キャラを、軽妙なテンポに乗せて歌った「リロイ・ブラウンは悪い奴」は、1973 年にリリースされ、クロウチの母国・アメリカでナンバーワン・ヒットになったわけですが、そのリロイ・ブラウンの生みの親、ジム・クロウチ本人が、1973 年 9 月 20 日に、飛行機事故でこの世を去ってしまいます。享年 30 歳。早すぎる死でした。さて、ジム・クロウチとともにこの世を去ったと思われたリロイ・ブラウンですが、翌年に奇跡の復活を遂げていたのでした。リロイ・ブラウンはいつの間にか大西洋を渡り、クイーンの 3 作目のアルバム、"Sheer Heart Attack" の B 面 5 曲目に、"Bring Back That Leroy Brown" として甦ります。
「マーティ・フリードマンの定理」によると、「B 面の後半」ということですから、どちらかと言えばカス扱いの曲ですね(こらこら
甦るリロイ・ブラウン
"Sheer Heart Attack" は、かの "Stone Cold Crazy" が収められているアルバムで、大学生の頃にレンタルして聞いたのですが、あいにくテープがテープが散逸してしまい……。また今度借りて聞いてみます(残念)。まぁ、リロイ・ブラウンに「帰ってこい」と歌ったフレディ・マーキュリー自身が HIV で帰らぬ人になってしまったというのも、何とも皮肉な話ですね。
エヴァ・キャシディはどんな奴
アメリカの、夭折のシンガーと言えば、エヴァ・キャシディも忘れてはいけませんね。まぁ、彼女についてもご多分に漏れず、故人となった後で初めて聞いていたりするのですが……。"Over The Rainbow" とか、オススメです。www.bojan.net
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