まぁ、「連続投稿記録」なんてものが有名無実と化しているのは明々白々なわけですが(ぇ)、なんつーか、エントリだけでも残しておきたかったなぁ、なんて思ってます。うーん、残念無念。ここはやはり潮時か……(何の?
「海」or「not 海」、that is the question(←無理矢理
さて、昨日の記事では(いきなり立ち直ってみる)、「カスピ海」は海か湖か、という実にどうでもいい内容を、しかも書きかけのまま逃亡するという、素敵な内容でお送りしました。本日はその続編に当たります。細かな経緯は昨日の記事を参照いただくこととして、新明解さんの解釈としては、「カスピ海」は「湖」にあたる、との見解であるように思われます。そんなに長くないので再掲しますと、
〔水海の意〕まわりを陸に囲まれて水をたたえた所。
だそうですので。実際、カスピ海には流出河川がありません。従いまして、「陸に囲まれて水をたたえた所」という表現が、必要以上に適合するのです。
ホセ・カレーラスが唄う「川の流れのように」
では、なぜこんな自明なことをだらだらと記しているかと言いますと、やはり、異論があるからなのですね。異論を述べる前に、「川」について考えて見ます。懲りずに新明解さんのお力にすがりましょう。
地上のくぼんだ所へ集まって、自然に流れ、海・湖などに注ぐ水(の道)。
いやぁ、実にお見事です。惚れ惚れしますね。
確かに、この定義からは、「カスピ海」が「海」である、との答を導き出すことはできません。実際、新明解さんの考えでは「カスピ海」は「湖」なのですから、むしろ整合性が取れていて美しいわけですが。
セカンド・オピニオン(違
で、ようやく私の考えを記すタイミングとなったのですが(長かったね)、「川」の定義を、私は、少々哲学的に考えてみたいのです。具体的には、「すべての川は海へ注ぐ」という命題?を与えたいのです。例えば、「日本一大きな湖」である滋賀県の琵琶湖には、県内のほぼ全ての河川が流入しています(例外は瀬田川と大戸川水系です。中学校の地理の時間で習いましたよね、って、滋賀県内の中学校だけだろうけど(笑))。
琵琶湖の水は、一部は琵琶湖疎水によって京都市内へと流れてゆきますが、その殆どは瀬田川から流出し、宇治川と名前を変え、木津川・桂川と合流して淀川となり、大阪湾へと注ぎます。従って、琵琶湖に注ぐ河川であっても、最終的には「すべての川は海へ注ぐ」という命題をクリアできます。
「Last Resort」というコトバも、なかなかディープですね
ところが、カスピ海に注ぎ込む河川は、カスピ海が「海」でない限り、この命題をクリアできません(そういう意味で、新明解さんの「海・湖など」という表現は実に正しいのです。これが「惚れ惚れした」要因です)。カスピ海は適度な塩分を含み、また、流出する河川を持ちません。これは、雨となって地表にしたたり落ちたしずくの Last Resort ということになるので、やはり、「海」と考えるべきではないのか、などと思ってしまいます。
こういった、流出河川を持たない湖のことを「内陸湖」などと呼んだりもしますが、もうちょいと書きたいことがあるので、また明日に続きます。今夜もご覧頂き、ありがとうございました(ぇ
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