まぁ、正直なところよく判らないのですが、かつてグアムはスペイン領だった、ということだけは間違いないようです。地名も微妙にエスパーニャっぽいですし。
同族嫌悪?
さて、件の「アプガン砦」にやってきた運ちゃんとわたくし。しかし、そこには先客が。運ちゃんは眉を曇らせながら「マタ韓国人ダヨ」と。話した感じ、運ちゃんは敵なんか作りそうにない良い人っぽいのですが、どうにも韓国人に対しては嫌悪感のようなものを抱いている様子……。「よっぽど韓国人の行状が悪いのか?」とも思ったのですが、もしかすると、そうではなくて……。タクシーですから、当然、運転手の氏名が車内に明記されているのですが、そこには「AHN」と。つまり、「安さん」だったわけです。
今頃気がついたのですが、日本が北マリアナ諸島を支配していた頃は、朝鮮半島も日本の領土だったわけで、日本人の安さんが南洋に新天地を求めて移住した可能性もあるわけなんですね。そう考えると、運ちゃんの韓国人に対する「嫉妬」に似た感情も理解できます。同時に、日本人として、とっても申し訳なく思えてきますけどね。
星条旗よ永遠に、ご利用は計画的に
それから……。アプガン砦を離れて、次の目的地に向かいました。次の目的地はやや山中なので、少しドライブになったのですが、その間も「大韓航空のリゾート開発で死者がどうの……」なんて話が……。どう反応したらいいのやら(笑)。さてさて。大韓航空のリゾート開発にまつわるエトセトラを伺ううちに(笑)、タクシーは次の目的地にたどり着いたのでした。「太平洋戦争国立歴史公園」というところらしいのですが……。
駐車場には、タクシーのほかには車が一台だけ。そして何故か、休憩所に一人でたたずむ女性が一人(日本語おかしい)。サングラスをかけたおねーちゃんだったのですが、なぜかダニカ・パトリックのことを思い出してしまいました。
この公園は、基本的にはモニュメントしか無い感じで(後で調べたところ、資料館もあったらしいのですが、気づかずじまい)、まぁ、平たく言えばこんな感じです。
世界の常識、ニッポンの非常識?
1941 年から 44 年までの、日本(軍)による統治の犠牲者を偲ぶ記念碑もありました。南洋群島(死語?)の悲劇と言えば、日本人の視点で言えば、サイパンの「バンザイ・クリフ」に代表される、守備隊の全滅と運命を共にせざるを得なかった民間人の悲劇が思い浮かぶのですが、これは日本人にしか通用しないセンチメンタリズムだということを、改めて思い知らされました。
まだまだ、「世界の常識、ニッポンの非常識」は多いですね。グローバリズムのかけ声のもと、価値観の押しつけがあってはならないとは、常々思っているわけですが、あまりに孤立した世界観を持ち続けることも、やはり危険ではないか、なんて思いました。うん、なーに小難しいことを語っているんでしょうね(笑)
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