不都合な真実、消される真実
こんなところですべき話では無いのですが、実はわたくし、アメリカ当局から、「好ましくない人物」、いわゆる「要注意人物」としてマークされています。なぜそうなったかもだいたい想像がついていまして、私がライフワーク的に調査を行っている、ある事件の真相が、どうやらアメリカの国益を大幅に損なう可能性が高い、ということのようです。ぶっちゃけ、いつ消されても不思議はない、のかもしれません。まぁ、私も、いつ消されてもいいように、重要な情報は某嬢にそれとなく伝えるようにしています。このブログもそうで、ある一定の日付の題名から、文字列をある順番で拾っていくと、例えばこんな文章が出てきたりします。
「し に が み は り ん ご し か た べ な い」
すいません。全部冗談です。忘れてください。
特殊工作員とわたくし
まぁ、私の調査がアメリカの国益を損なうおそれのある、「不都合な真実」を導出することはもはや避けられない事態となった今(まだデタラメを言い続けますか)、アメリカ当局、具体的には CIA が、いつ私の口を封じようとしても不思議はありません。実際、熟練した CIA の工作員は、痕跡も残さず施錠された部屋に侵入し、家捜しを行うと言います。それを少しでも避けるために、私の自宅の部屋はいつも散らかったままになっています(←
そして、CIA は、日本国内での活動には色々と制約があるものの、アメリカの主権が及ぶ範囲であれば、暗殺を含む、様々な活動を実施することができます。彼らにとっては、私がグアムにやってきたのはもっけの幸いなわけです。もちろん、私が重要な資料をグアムに持参する可能性は限りなく低いわけですから、彼らの選択肢は口減らし、じゃないや、口封じしか無いわけですが。
かくして暗殺工作は行われた
そんな緊張感に充ち満ちた状態で、トニーローマからアウトリガーに戻ったわたくし。部屋に戻ると、いきなり、妙な感覚に襲われました。まだチェックインした当日にも関わらず、何者かが部屋に忍び込んだ形跡があるのです。何故わかったのか、疑問に思われる向きもあるでしょう。まぁ、私レベルの、死線をかいくぐった人間にだけわかる、野生のカン、とでも言いましょうか……。いや、決してそんなことは無く、誰でもわかることなんですけどね(ぇ
部屋の中央に、いつの間にか「フルーツ盛り合わせ」が置かれていたのです。おそらく、青酸カリか何かの毒物が仕込まれているのでしょう。いや、おそらく遅効性で致死性を持つ、何かしらの毒物かもしれませんね。
全ては仕組まれていたのか
私は、「ついに来たか!」と思いながら、そのいやに大胆な暗殺手法に、戦慄を覚えずには居られませんでした。ここで私と相方の死体が見つかっても、彼らはそれを公にすることなく処理できる、そんな自信のようなものすら感じられます。そう言えば、私たちは、入国の際に、指紋や網膜パターンを採取されなかったことを思い出します。多くの観光客が指紋を採られる中、私たちは指紋を採取されることなくスルーパスだったのは、「二度と出国することは無い」ということが既に決まっていたからかもしれません。つまり、「入国すらしていない」ということにするのが彼らの狙いです。
部屋に置かれていた「フルーツ盛り合わせ」を目の前にして、私が上記のような思索にふけっている間に、何も知らない私の相方は、嬉々としてフルーツを食べ始めてしまったのでした。
※ 写真は本文とは一切関係ありません。
言うまでもありませんが、本文は、実際の出来事を元にしたフィクションです。いくらなんでも、ねぇ(笑)
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